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コメント・韓国人元BC級戦犯者問題に関する質問主意書に対する政府答弁書(2/4)について

有田芳生参議院議員が1月24日に質問主意書を提出。2月4日に政府答弁書が出されました。

これに対するコメント(韓国・朝鮮人元BC級戦犯者 「同進会」会長、李鶴来氏)です。

 <コメント> 
     韓国人元BC級戦犯者問題に関する質問主意書
          (有田芳生参議院議員、1/24提出)
          に対する政府答弁書(2/4)について

 2014年1月24日に有田芳生参議院議員が提出した「韓国人元BC級戦犯者問題に関する質問主意書」に対する安倍総理大臣からの答弁書が2月4日付で発表されました。(http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/syuisyo/186/meisai/m186001.htm)
 有田議員は、「1952年3月に韓国人元BC級戦犯らが日本政府に名誉回復と正当な措置を求めて組織を結成してから62年が経過する。今年89歳になる李鶴来同進会会長らが要望書を提出してきた歴代首相は29人になる。」とした上で、「韓国人元BC級戦犯者問題の早期解決を求める立場から、韓国政府は、韓国人元BC級戦犯者問題が日韓会談では議題として扱われなかったとし、日本政府は『完全かつ最終的に解決した』と主張。議論を尽くさなかった結果、戦後処理問題の隙間に取り残されてきた。当事者が納得せず、裁判所も『適切な立法措置』への期待を表明しているにも関わらず、放置されてきた。政府は人道的・政治的見地から適切な措置を講じるべきではないか。 日本のために青春と命を捧げた朝鮮半島・台湾出身の元BC級戦犯に国が相応の措置を採ることに異論をはさむ向きは少ない。障害があるとすれば何か。2008年に民主党が提出した『特定連合国裁判被拘禁者特別給付金支給法案』を政府が閣法として提出すべきではないか。 当事者の平均年齢は90歳に迫り、遺族も高齢化している。早急な対応を求められているが、政府内で現在この問題の担当をしている部署はどこか。 日韓関係の厳しい関係が続くいま、この問題に取り組み早期に処理することは、両国の友好を促進する面からも有益。」と政府の認識を質したものでした。
 これに対し、安倍総理大臣名の答弁書は、「:韓国との間では(1965年請求権)協定第二条1において、『両締約国及びその国民の間の請求権に関する問題が完全かつ最終的に解決されたと確認』しており、政府としてはお尋ねの措置を講ずることを検討する予定はない。 :政府としてお尋ねの(特定連合国裁判被拘禁者特別給付金支給)法案作成について検討する予定はない。 :担当部署は、内容等によって様々であり、一概に答えることは困難」という簡潔極まりないものでした。
およそ誠意の感じられない、木で鼻を括ったような無内容な答弁に、深い失望と遺憾の意を表明します。
 私たちは、改めて以下の諸点を指摘し、韓国人元BC級戦犯者問題に対する理解と措置を強く求めるものです。

1.2005年の韓国政府による日韓会談の外交文書・議事録の公開で、日韓会談で元BC級戦犯者問題が議題として扱われず、「それは別個の問題だから別途研究したい」との日本政府側の提案があったことが明らかになっている(1952年2月24日第29回予備会談・在日韓僑法的地位分科委員会)。日本政府が、議題にして解決したというのであれば、その証拠を明らかにすべきである。

2.韓国・台湾人元BC級戦犯者問題の解決に向けた国会の取り組みと並行して行政府が解決に向けて取り組み、歴史的な責任を踏まえて、私たちに対して真摯な対応を行うのは当然のことである。私たちを動員し、戦後69年に至るまで、差別と不正義を強いている日本国政府の姿勢は、今に至るも、条理に反するものである。

3.来年は戦後70年、1965年の日韓の国交樹立・請求権協定からも50年を迎える。
 当事者・遺族の高齢化が進む中、これ以上問題を先送り、解決を遅らせるべきではない。日韓に生存する当事者の眼の黒い内に、当事者に対する名誉回復と適切な措置が政府と国会によって早急に取られるべきである。


                         2014年2月10日

         韓国・朝鮮人元BC級戦犯者 「同進会」会長 李 鶴 来
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韓国・朝鮮人元BC級戦犯の蒙った被害について理解を深め、韓国・朝鮮人元BC級戦犯者「同進会」の運動を応援することを目的として発足したグループです。
詳しい情報は「応援する会」のウェブサイト
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