2017-03

韓国各政党に公開質問状送付

韓国・朝鮮人元BC級戦犯者「同進会」は、先週、韓国の主要政党に公開質問状を送り、BC級戦犯者問題への各党の見解・姿勢をただしました。なお、27日正午現在回答は届いていません。


<公開質問状>

セヌリ党 代表 朴槿恵 貴下
民主統合党 代表 韓明淑 貴下
自由先進党 代表 沈大平 貴下
統合進歩党 代表 李正姫・沈相・柳時敏・趙俊虎 貴下
創造韓国党 代表 宣DIJ植  貴下
国民を考える党  代表  朴世逸 貴下

 私たちは、戦後長く日本で暮らしてきて、今回生まれて初めて故国・韓国の国政選挙に参加し、一票を投じることができることを大変嬉しく感じています。
 しかし、貴党が、私たちが戦後67年にわたってかかえてきた問題をどのように受け止め、今後どのように対処していただけるのか? 現時点ではよく分かりませんので、ここに文書をもって質問させていただく次第です。
 回答いただいた結果は、「同進会」 会員および韓国の遺族でつくる韓国支部会員や支援者にも伝達し、総選挙の投票に当たっての参考にさせていただきます。

 私たち、「同進会」 は、戦後連合国による軍事裁判で「BC級戦犯」として有罪判決を受け、1951(昭和26)年8月までにシンガポールやジャワなどの現地刑務所から日本の巣鴨プリズンに移送され、1957(昭和32)年に釈放された韓国・朝鮮人とその遺族らで組織する会で、結成57年になります。
 私たちは、戦時中は日本軍に徴用され、戦後も「日本人」として裁かれ、祖国が独立した後もなお「日本人戦犯」として148名の朝鮮人青年が刑を受け、うち23名が日本の戦争犯罪のために死刑を強いられました。幸いにして生還したものは、巣鴨プリズンから釈放されると同時に「外国人」として放り出され、一切の補償・援護の対象外とされてきました。本人だけでなく、家族・親族も日韓両国で過酷な戦後を送り、前途を悲観し、自殺した者までいます。
 1965年に決着した韓日会談でも、BC級戦犯問題は取り扱われず、別途検討することになっていましたが、その後、今日まで韓日両国政府は、何も協議してきませんでした。
 私たちは、日本政府に対して戦犯に問われた経緯・ポツダム宣言10項・サンフランシスコ平和条約11条などとの因果関係を説明し、謝罪と補償を求めて働きかけを続けてきました。裁判所にも訴え、8年間の歳月を経て、東京地裁・高裁・最高裁から立法を促す付言判示を得ております。
 判示を踏まえて、補償立法を求め、日本の歴代内閣と各党国会議員の皆様に要請を重ねてきました。
 2006年、韓国政府の真相究明委員会は、私たちのケースを精査し、「強制動員被害者」と認定し、名誉回復を実現してくれました。しかし、私たちの名誉を完全に回復し、強いられた不条理を是正するには、日本政府、国会の立法措置が不可欠です。
 2007年4月には韓国国会に請願を提出しました。
 2008年5月には「特定連合国裁判被拘禁者特別給付金支給法案」(添付)が初めて日本の国会(衆議院=下院)に提出されました。
 祖国から離れたまま、私たちは、半世紀以上も訴えを重ねてきましたが、当事者の平均年齢が87歳に達した現在もなお私たちがこうした要請を続けなければならない実情に、深い悲しみと憤りを禁じ得ません。
 上記経過と事情をふまえて、以下3点、お尋ねいたします。

1.貴党は、韓国人BC級戦犯者問題をどのように認識しておられますか?

2.貴党は、日本の国会に2008・2009年に提出されていた補償法案「特定連合国裁判被拘禁者特別給付金支給法案」をご存知でしたか? この法案に賛成し、支持していただけますでしょうか?

3.貴党には、日本の国会で「特定連合国裁判被拘禁者特別給付金支給法」を早期に成立させるために、韓国の国会次元での動きを含めて、具体的にどのような措置や行動をとっていただけるでしょうか?


2012年3月19日

韓国人元BC級戦犯者・「同進会」会長 李鶴来


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韓国・朝鮮人元BC級戦犯の蒙った被害について理解を深め、韓国・朝鮮人元BC級戦犯者「同進会」の運動を応援することを目的として発足したグループです。
詳しい情報は「応援する会」のウェブサイト
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